戀-Koi-【完】





「先輩っ!
私、ずっと先輩に伝えたかったことがあるんですっ…

1年の春、部活見学のとき初めてカイト先輩をみました
トラックを綺麗に全力で走る姿に見惚れてました。
だって、あんなにも綺麗で速く走る人見たことなかったから…

そのとき私は陸部に入るって決めました。
本当は吹奏楽やるつもりだったんですよ?私!

それから私はカイト先輩の走りが大好きで憧れです。
でもいつの間にか先輩のことが好きになってました。

しっかり者で誰よりも大切な人のことを考えてて、
天然たらしですぐ勘違いさせる優しいお人好しで、
強がってるのかと思ったら寂しがり屋ってことが
一緒に過ごしてきてわかりました。

そこに惹かれたんだと思います…」




『先輩、大好きでした!』





言えた。伝えられた。





ねえ、先輩。



私の言葉、ちゃんと伝わりましたか?



ずっと言えなかった。

空白だった『好きです』って言葉。



やっと言えたよ。




ねえ、先輩。




伝わりましたか??