きみがくれた、私だけの輝き

「すご…」



思わず声が漏れた。


目の前にそびえ立つ、まるでお城のような校舎。


噴水に手入れの行き届いた庭園。


高級車から降りてくる制服姿の生徒たち。


テレビでしか見たことのない世界が、目の前に広がっていた。


私はぎゅっと制服の裾を握りしめる。



今日から私は、お金持ちのお嬢様。


絶対にバレてはいけない。



「よし!」



意気込んでから早速初めの一歩を踏み出そうと校門をくぐろうとした時だった。