男装アイドルは難しいです!

「それじゃ…ここのグループは決定だね!」
と、5人のメンバーができた。
「ご、ごめん…私たちまだどこにも入れてなくて…入れてくれたりしないかな?」
「あぁ〜他のところもダメだった?」
「うん…」
肩を落としながら言うクラスメイト。
ん〜…本当はもうできたんだけど…可哀想だからなー…
「ん〜…わかった!」
「ほんと!?」
「うん!多分7人でもできるよ!」
そういうとふたりはぱぁっと顔を明るくした。
「せんせー!決まりましたー!」
「お、意外と早いな…」
「…申し訳ないんだが〜…そこの7人グループのところ誰か1人男子のところに行ってやってくれないか…」
先生が指さしてる方を見てみると男子が4人だけのところがある。
「ええっと…」
たしかに…先生は男装してやってもらうって警告してたもんな…
沈黙の中、1つ、また1つと秒針が進んでいく。
「ど、どうする?」
沈黙を破るように声を出した。
「す、推薦とか…?」
「だとしたら私…七星ちゃんがいいと思うな…」
1人の子が私の名前を出した。
「わ、私が男装!?」
びっくりして、大きな声を出してしまう。
でもそんなの絶対にやだよ…
「わ、私も…」
すると、それに乗っかるようにどんどんと私への票が増えていく。
「ちなみに理由は?」
「えっと、この中で一番髪短くて、元気っ子だから…」
げ、元気っ子って関係あるかな…
ま、まぁいいや…
結局、月意外の5人が私に投票した。
「で…結局誰なんだ?」
「こっちの時間奪ってんだから早く決めて欲しいよね」
「ね、誰でもいいじゃん…」
先生の声とクラスメイトの声の圧などに負けてしぶしぶと手を挙げた。
そっちのグループだって1人男装しなきゃいけなくなった時、絶対時間とるくせに!
心の中で文句をいいながら一瞬、月の方を見る。
月は何かを訴えるような目で見てたが、すぐに私から逸らしてしまった。
ごめん…月…こうでもしなきゃ進めないから…
「それじゃ、赤星はあのグループにいってくれー」
「はぁい…」
はぁ…せっかく月と同じになれると思ったのに…まじで台無し…
「えっと〜…七星ちゃんだっけ〜?僕、雫〜!よろしくね〜!」
「あ、えっと…よろしくね!」
「俺、青木 緑!仲良くしようね!」
「あ、うん!仲良くしよ!」
「僕、吹雪!よろしくお願いします!」
「よ、よろしくお願いしますっ!」
「敬語じゃなくても大丈夫!僕、敬語抜けないだけなので…」
「そうなんだ!それじゃタメ口でいくね!」
「ありがとうございます!」
あ、案外みんな優しい!
男子ってうるさいやつとか怖いやつとかばっかだと思ってたけど…この人たちとならいける気がする!
「よろしくする気はねぇ」
「…」
やっぱ、前言撤回…全然むりなタイプもいた…