クールで甘い彼と恋をする

ふーっ。着いた

目の前にでっかーい輝かしい校門がある。

うちの学園・白鳥学園は、超名門エリート学園。

なぜわたしが入れたのか、今でも不思議だ。

「りーあっ!おはよっ!」

ぽんっとわたしの肩を軽く叩いた親友の、桜井 かおりちゃん。

明るくて可愛い、自慢の親友。

「かおりちゃん。おはよう」

「もおっ!莉愛可愛いんだから!!
まだ彼氏いないのー?莉愛可愛いのになー。残念だよ。わたしが紹介してあげよっかぁ?」

あ、あはは…。わたしは可愛くないと思う…。

そこらじゅうにいる平凡な中学生だよ〜っ。

「い、いいの。ありがとう」

と、おしゃべりしながら階段をゆっくりのぼる。

「莉愛はさー。好きな人いないの?」

「うん…残念ながら」

いないんだよね…恋とか恋愛とかには憧れているけれど別に彼氏とかはあんまり…、なんだよね。

「かおりちゃんは彼氏いるよね。」

「そうなのっ!よくぞ聞いてくれましたっ。
昨日、初デートだったの〜!ねえさー!」

ふふっ、楽しそうだなぁ。良いなぁ。

青春だなぁ、と感じてしまった。

本当はわたしも恋がしたいのかもしれないのだろうか。