「絶対あたしのキャラじゃない。」
「えぇ?そうかな〜。」
「凛の方が似合いそう。」
「えっ、私?……音岐凛だよ!よろしくね!キラッ」
「姉ちゃん様になってるね。」
「うん。似合う。」
「えへへ?そう?」
歩きながら3人で話すうちにあたしと音岐姉弟との別れ道に着いた。
「じゃあ、あたしこっちだから。」
あたしは指を指して言う。
「えっ?桃ってこっちの方向なんだ!」
「うん。じゃあ、また明日。」
「うん!バイバイ〜!」
「さようなら。」
凛が大きく手を振っているから、小さく手を振りかえす。
凛が見えなくなって、前を向いて歩き出す。
…………そういえば、優くんはイケメンだけど大丈夫だったなぁ。
年下なら大丈夫なのかも。
あたしも男子恐怖症を少しは克服できた.............のか?
でも一歩前進。
……あ、凛と吹雪のイラスト描かないと。
あたしは凛の笑顔を思い浮かべて、口元を綻ばせた。

