俺を追ってきたのか?それとも偶然か?
すると再び殺気が。
「来るな!」
「えいっ!」
パーン……!
視界がまわる。
ドンッ、と肩を打つ。
ガシャン、とバイクが倒れる。
なんで俺が地面に倒れるんだ。
バッと顔を上げる。
アオちゃん、どこ、アオちゃん、
「無事?」
「……、」
「ごめんね、突き飛ばして」
すぐそばでアオちゃんもうつ伏せに倒れている。
流血は見当たらない。よかった、弾は外れた。
「アオちゃん、なんで……」
「話したいことがあるの」
「ここじゃ危ない、狙われてるのは俺だ」
「私がいれば大丈夫」
「大丈夫じゃない、相手は烏轟じゃないんだよ!」
「知ってるわ。だから大丈夫よ」
「…何言ってんの?アオちゃん馬鹿になった?」
「蒼羽よ。失礼ね」
アオちゃんは立ち上がって手を差し伸べる。
その顔は凛とした笑顔。
「……、発砲の相手を知ってる?」
「うん、たぶんだけどセイ兄」
「は?」
「だから私がいれば撃たない…いや、撃てない」
彼女の話はこうだ。



