イケメンすぎる、君が好き。

翌日の朝。

正直、まだ意識は半分夢の中だった。

朝は眠い。

睡魔に勝てる人間を、俺は尊敬する。

「おはよ……。」

自分でもびっくりするくらい覇気のない声で挨拶をした。

机に鞄を置いて、椅子に座る。

そして。

「ふぁ……。」

大きなあくびをひとつする。

朝は苦手だ。

「遥。」

聞き慣れた声がした。

一瞬で眠気が飛ぶ。

反射みたいに顔を上げる。

そこにいたのは、切れ長の目を細めた葵だった。

「おはよ。」

「……。」