イケメンすぎる、君が好き。

その言葉に、美優は一瞬だけ目を丸くしたあと。

ふっと優しく笑った。

「小野寺は幸せものだなぁ〜、こんにゃろーめ!」

「え?」

「葵がそんな顔するの、小野寺にだけもん!。」

「……。」

私は思わずもう一度だけグラウンドを見る。

「ほらほら、王子様」

美優が肘で私の腕をつつく。

「シュート練始まるよ。」

「あ、そうだった」

「彼氏見てニヤニヤするのは練習終わってからね?」

「っ、ニヤニヤなんてしてないから.....!」

「してるしてる。」

「してないってば……!」

真っ赤になって否定する私を見て、美優は楽しそうに笑う。

――学校一のイケメン王子。

そんな私のことを一番よく分かっている親友には、

今日も全部、お見通しだったらしい。