イケメンすぎる、君が好き。

❖ ❖ ❖

「次、サブグラウンドでシュート練やるよー!」

顧問の声に、部員たちは「はーい!」と返事をしながら体育館裏へ続く道を歩き始める。

じりじりと照りつける夕日。

アスファルトから立ち上る熱気で、息をするだけでも暑い。

「今日ほんと暑いですねー!」

隣を歩く後輩が汗を拭いながら笑う。

「ほんとに。もう夏だねー」

「葵先輩は走った後でもサラッとしてて羨ましいです....!!」

「そんなことないよ。」

私は苦笑しながら前髪を耳にかける。

「ちゃんと暑いし。直射日光大敵。」

そう答えたものの、視線は自然とグラウンドの方へ向いてしまう。

陸上部はまだランニング中らしい。

……遥、どこだろ。

すぐ遥を探してしまうのは、私の悪い癖だ。