イケメンすぎる、君が好き。

女子の結束力、恐るべし。

俺はふらふらと後退した。

「敗者復活戦も惨敗?」

「……。」

「頑張ったねぇ。」

「慰めて.....」

「難しい頼みだぁ」

「三回戦行く。」

「っ、あはは。行くんだ」

何いってんだ、当たり前だろ。

俺は彼氏だぞ。

望みをかけた最後の挑戦―――

って、甲子園みたいな志持って彼女に会いに行く彼氏、他にいるか??

「葵!」

俺は一直線に――

「王子ー!ヘアゴム貸して!」

「いいよ〜。はい」

「ありがとう〜〜!」

「桐生くん飲み物ここ置いていい?」

「もちろん」

……。

…………。

割って入る隙が一ミリもない。

王子様、人気すぎる。