イケメンすぎる、君が好き。

しょんぼりしながら戻ると、颯汰が腹を抱えて笑っていた。

「一回戦敗退って感じだねぇ」

「うるせぇ……。」

いや、まだだ。

俺は諦めない。

なんてったって俺は彼氏なんだから。

何度だってトライしてやる。

女子たちの隙間を見つけて滑り込む。

「あお――」

あと一歩。

あと一歩で届――

「はい、列崩さないでくださーい。」

「うわっ!」

また押し返された。

「だからなんでぇ!?」

「王子はみんなの王子だから。」

「いや俺の彼女だから!」

「んなの知ってるよ。

でも今は女子のじかーん。男子禁制でーす」

「そんな時間あんの!?」

容赦ないな。