イケメンすぎる、君が好き。

俺が必死に痩せ我慢していると、目の前に影が差した。

「貸して。」

「え?」

その一言で、俺の痩せ我慢なんて葵はとっくに見抜いていたことに気づく。

「……ごめん。」

「なんで謝るの」

葵はそう言うと、俺からひょいっと段ボールを取り上げた。

両手に一つずつ。

二つ同時に持ち上げる。

「ん、たしかにちょっと重いかも」

なんて言いながら、表情はいつも通り。

普通に立ってるし、普通に歩いてる。

「…………」

俺も教室のみんなも、言葉を失った。

「桐生くんすごい……。」

「王子やば……!!」

「かっこよ……!!!!」

女子たちの歓声が聞こえる。

いや、それ俺が一番思ってるから。

傷えぐらないで女子の皆さん。