イケメンすぎる、君が好き。

「……遥?」

「…………………あ。」

俺今、完全に見惚れてたわ。

美優が真顔で肩を叩く。

「今の葵、全国民に見せたいよね。分かる」

「いやいや、見せたくねーよアホ。」

「は?独占欲捨てろし」

睨み合う俺と美優に、颯汰が苦笑する。

「遥って普段は犬みたいなのに、たまに彼氏になるよね。」

「彼氏だからな?」

「そうだったそうだった」

「いや忘れんなよ!」

そう返した瞬間。

まだしゃがんだままだった葵が、小さく俺の制服の袖を摘まんだ。

「……遥。」

「ん?」

「今日、一緒に帰ろ。」

その一言で、俺は今日何度目かも分からない恋に落ちた。

……ほんと、俺は一生この人に恋し続けるんだろうな。