* * *
「ふぅ………」
私は小さく息を吐き出す。
今は一月。完全なる冬で、暖房のついていない教室は、昼だろうと寒い。
放課後。
今日は三学期の一番最初だったから、授業は午前中で終了。
だけど私は、生徒会の仕事を済ませなきゃ行けなかったから、今は自主的に居残り中。
なのでこの教室は、私が独占しているようなものだ。
「…ふふっ」
誰もいないのに、あの賑やかな声が聞こえてくる気がする。
いつも思うけど…優しく声をかけてくれるみんなや、温かい雰囲気を持つこのクラスが、私は本当に大好きだ。
…だけど。

