生徒会長は、今日も甘さで人を助ける。




「…会長ちゃん〜?」


「はい?どうしました…?」



座らせてもらうと、須賀也くんに声をかけられた。

そんな彼が私を見る目は、どこか驚いていて…私の首が傾く。

驚く要素なんて、あるかな…?



「そんな遠くに、座るん?」


「え?」



私の座ってるところ…確かに、須賀也くん達と一番遠い席に座らせてもらってる。

そこに疑問を持つ理由が、私には分からなかった。



「私とあんまり近いと、嫌かなと思って…あ、この席座っちゃダメでした!?」



例えばここが、鶴雅くんの席だったとか…?
それなら、流石にやらかしてしまった…!!



「え?あ、いや…そういう訳やなくて……」



私が慌てて席を立つと、須賀也くんは目をぱちぱちしながら私にそう言った。

まるで、見たことないものを見たという目で…



「……流石に失礼やったな、すまん」



そして少ししたあと、決まり悪そうに私に謝ってきた。



「え!?な、なんで…謝らないでください!!」



本当になんで謝られたか分からなくて、私の頭は疑問で埋め尽くされた。

とりあえず、一方的に謝られるのは嫌だったから…



「そ、その…私もごめんなさい!!」



私も、謝っておいた。