そんなことを思いながら、彼の近くの机を見てみると…複数個のパンが。
「あ、お食事中ですか?」
「そーそ、今から昼飯」
須賀也くんはそう言いながら、塩パンの袋を手に取った。
「…雪平もいる?」
「え!?」
氷室くんにそう言われて、思わずびっくりする。
そしてすぐさま、ぶんぶんと首を横に振った。
「さ、流石に貰えないですよ…!!」
「別に気にしないけど…豊も良いだろ?」
氷室くんが問いかけると、須賀也くんは塩パンを食べながら「お好きに〜」と言った。
「いや、それでも……大丈夫ですから!」
私が腕でバツを作って拒否する。
お腹が空いてない…って言ったら嘘になるけど、パンにだって限りがある。
それに、氷室くん達が買ってきたものなのに私が食べるっていうのは、私が許さない……。
「…無理して食べなくてもいいけど、とりあえず好きなとこ座って」
氷室くんがそう言う。
座らないで立っているのも、なんだか落ち着かなかったし…ここは有難く、座らせてもらおう…!
そう思って私は、席に着かせてもらう。

