生徒会長は、今日も甘さで人を助ける。




ガラガラっ



昨日よりも少しだけ早く、扉が開いた。

出迎えてくれたのは…氷室くん。



「…ん、入って」


「失礼します…!」



ぺこりと頭を下げて、空き教室に踏み入らせてもらう。

教室内を見てみると……



「いらっしゃい、会長ちゃん♪」



須賀也くんが、椅子に座りながらにこにこ笑顔で私のことを見ていた。

だけど、辺りを見回しても鶴雅くんの姿は見えないから…今はどこかに行っているのかもしれない。



「お邪魔してます…!」



須賀也くんに向かっても頭を下げると、須賀也くんは「かしこまらんくてええのに〜」と気さくに言ってくれた。

ふふっ、優しい人だな。