生徒会長は、今日も甘さで人を助ける。




正直、なんでこんなに引き止められているか分からない。


さっきまで完全に敵視されていたし、なんなら今も…氷室くんの目は鋭かった。

ただ、さっきまでの冷たさは…やっぱり無かった。



「……須賀也くんと、鶴雅くんは?」


「え?」


「私が来ても、大丈夫?」



氷室くんは良いとしても…もしかしたら、二人にとっては邪魔かもしれない。

どちらかが嫌というなら、行くにしても頻度は下げた方がいいし…



「…別に、どっちでもええ」



須賀也くんが、意外にもそう零す。

鶴雅くんはそんな彼の答えに少し驚いて、拳を小さく握りしめたあと…



「………勝手にすれば」



吐き捨てるようにそう言ったのだ。