生徒会長は、今日も甘さで人を助ける。




「私がやりたいと思ったからやっているだけですよ」



私は目を逸らさず、須賀也くんを見つめ返す。

須賀也くんは、追い打ちをかけるかのように言葉を続けた。



「じゃ、とんだおせっかいさんやな。俺らと相性最悪やで?」



容赦なくぴしゃりと言われてしまった。

確かに…人のことを考えて行動してるつもりだけれど、こうやって人を傷つけてしまうこともなくはない。

でも、これが私だから。



「おせっかいだとしても…私は簡単に引き下がりたくない」



顔色一つ変えずにそう言う私に驚いたのか、須賀也くんの表情が少しだけ崩れた。



「事情は分からないけれど、もしも何か辛いことがあるのなら…私は見捨てることなんて出来ない」


「っ……」


「私は、そんな面倒くさい人間ですから」



驚いている須賀也くんに笑顔を返した。

たとえ、先生から頼まれていたことだとしても…
今の私の言葉は本当だ。

それが、伝わったらいいな。



「………なんか、悪いことした気分やな」



須賀也くんが、気まずそうにしながらそう言う。



「疑うのは当然ですし、信じられなくても大丈夫です!謝罪もいりませんよ…!」



私がそう言うと、今度は須賀也くんに目を逸らされてしまった。