「―――続いて、生徒会長からのお話です」
司会の教頭先生に言われて、私は体育館のステージへと上がる。
壇上に立って見えるその景色。みんな優しい目で私のことを見てくれるから…すごくありがたい。
すっと息を吸って、私はマイクに言葉を通す。
「みなさん、おはようございます!生徒会長の、雪平です!」
体育館内に響く私の声。
もう何度もこの舞台に立たせてもらっているけれど、やっぱり大勢の人に見られるのは慣れない。
「今日から、私たち三年生にとって大切な三学期に入りました―――」
でも、私に課せられた仕事はきちんとしたいし…こうやって話すことができるのも、残り少ないから。
私は最後まで気を抜かず、話し続けた。

