夏と君 【完】



海辺を歩いているうちに空は夕焼けに染まっていた。


「ここ、ここ」と、アヤトくんが海全体が良く見える場所に連れてきてくれた。




「わぁ!きれ〜い!!!」



目の前には濃い赤い色をした綺麗な夕焼け、
水面に反射してさらに綺麗な景色が広がっていた。



「だろ?さくに見せたくて、今日誘ったんだ。」と言って彼は突然私を抱き上げた。




「アヤトくんっ!?」


「さく、背小さいからみえないかなと思って?」


「小さいは余計!!!」





って笑いあった。






これから先もこんなふうに笑えあえてたらいい。





「さく、こっち向いて。」


「んんっ!?」



キスされた。



「嫌だった…?」


「ううん、嬉しいです、でも恥ずかしくて今、アヤトくんのほう向けない。」


「みちゃお、可愛いね。」ともう一度キスをされた。





初めてのキスは甘くて、嬉しくて、心が熱くなった。








Fin