夏と君




「あ、アヤトくん着いたみたいだから行くね。」


アヤトくんちから私のお家は歩いて20分くらい。
海へ向かうバス停と真反対なのに迎えに行くと言ってくれた。


「申し訳ないから大丈夫だよ、バス停集合で。」と断ったけど、
「方向音痴さん、知らないですよ?」と言われお言葉に甘えることにした。



「ママみたーい。サナちゃんもみに行こう!」と誘ったママにサナちゃんは
「いや、リコの弟だし。死ぬほどみてるからいいわ。」と言っていた。



ママと2人で外に出たら彼はいた。



少しびっくりしていたみたいだけどすぐにママのほうをみて挨拶をした。




「おはようございます、高橋亜矢斗です。いつも姉がお世話になってます。
これ、母からです。」とママに紙袋を渡していた。



「あら、いいのに。気を使わせてしまって申し訳ありません。とお伝えください。」とアヤトくんにお辞儀をしていた。



「じゃあ、ママ行ってくるね。」


「うん、いってらっしゃい。気をつけてね。」と見送ってくれた。