夏と君



「ただいまー。
ちゃんと買ってきましたよ~!」

「さんきゅー、アヤトとてるちゃん。」




「シュンさん、てるちゃんって呼ばないでください...」




てるちゃんは何でてるちゃんって呼ばれるの嫌がるんだろう。





「てる?」






初めて、てるちゃんのことを呼び捨てした。




「お前はちゃん付けでいーの」と私の頭を撫でた。





「なんだそれ。」と呟いた私の言葉をてるちゃんはスルーせず、

「なんでもいーだろ。」とまた私の頭を撫でた。




なんか最近のてるちゃん変だ。




「おーい!ミウナたちー。始めるぞー。」と





近くの川で遊んでいたミウナちゃんと早坂くんにシュンさんが声をかけた。





それからみんなで楽しくバーベキューをした。




「やっぱり、持つべきものはシュンくんみたいないとこだよねー。」

「ほんとだよ。昔からシュンは面倒見いいよなー。
オレなんてただの幼馴染なのにさー。」

「なんだそれ、
こんなに良く面倒みてるのに2人とも生意気に成長して僕は悲しいよ。」と呆れた顔をしていた。




シュンさんは私たちより10歳上で、教師をしていて、
昔から子供が好きで、2人のことをとても可愛がって面倒をみてくれたとミウナちゃんが言っていた。



本当にシュンさんのお陰でとても楽しい思い出ができた。




今年の夏休みは
良い思い出たくさんできたなあ。





15年間生きててこんなに楽しい夏は初めて。