夏と君





「さく。」





朝8:15。自分の部屋、ベッドの上。





「さく聞いてんのか。っていうか起きろ。」





「なに~?こんな朝早く家に来ないでよ。

てるちゃんは起きてても私はまだなの!」





お姉ちゃんもなんでてるちゃんのこと私の部屋に入れるの……






「夏祭り、大丈夫だったか?」






少し久しぶりに会ったてるちゃんの口調は優しかった。




「なんで今頃、その話~?
夏祭りなんて2週間も前の話じゃん。大丈夫だったよー。
ていうかひまちゃんと早坂くん何か企んでた?」


「あぁ。ひまに・・「ねえサナちゃん居た?」


「ちょうど出かけて行ったけど、あの人大丈夫?毎日遊んでるけど。」


「大丈夫じゃないらしいよ〜、
パパとは冷戦中でママとは毎日言い合い。みてるこっちが疲れちゃうよ。」


「それでひまちゃんが、なに?」



さっき私が会話を被せてしまったせいで聞けなかったことを聞こうとすると、
「あ、なんだっけ、忘れた。マシンガントークなのサナに似てきたな。」と少しバカにされた。



ひまちゃんがなんだったんだろう・・・私はそれが気になりすぎて、

てるちゃんに思い出せ思い出せと念を送ったけど思い出して貰えなかった。