夏と君


「あ、破れた・・・」



私のは1匹もすくえないで破れた。



「下手くそ。」

「うーるーさーい!!」


「あっ!破れた~!さくの所為。」

って私を睨んだ。



「私に下手くそって言ってからバチがあたったの!!」


「そんなことあるわけねーだろ、ばーか。」


って彼は笑った。





「はい、3匹しか捕れなかったけどやるよ。」

「もらっていいの?私1匹でいいよ?」



「貰う気満々じゃん。少しは遠慮しろよ!」

「アヤトくんだしいいかな~って思って!」



「まあいいや。全部やるよ!」



アヤトくんは私に3匹の金魚をくれた。




「ありがとう!名前どうしよっかな~!」




考えた、育てるし、金魚だけどせっかくだし名前をつけよーっと。



「あー、アヤトくんとリコちゃんとサナちゃんでいいや!」

「なんで投げやりなんだよ!しかもオリジナルじゃないし。」




「うーん、これしかないな?って思って。」




本当は思いつかなかった!!



「ふざけてる?本当は思いつかなかっただけだろーが。」

「そんなこと...あるよー!まあまあ、怒らないで?」



あぁ、こんな空気、こんな会話、去年も味わったなあ。



「そういえば、去年もさくとなんだかんだ2人でこんな会話したなあ。」



同じこと、思っててくれてた。嬉しい。