誰も愛さない天才王の覚醒 〜俺が新・王? 両親が命懸けで守ってくれた国なので、十人の最強の寵妃と完璧に経営してみせます〜

深夜、王の執務室。
重々しい扉が開き、十人の側室全員が揃って姿を現した。
誰に命じられたわけでもない。
王国の命運をかけた決戦を前に、彼女たちはみずから集結したのだ。
部屋の中央に置かれた巨大なチェス盤と王国全図。
第10側室アリアが、羊皮紙の戦術マップを広げて指し示した。
「皆様、ご参集ありがとうございます。ギルバート派は明日未明、王宮への決死の武力突入を試みる計算になります。それに対し、私たちの配置案を提示します」
アリアの完璧な数理戦術をベースに、各々が持てる手札を提示していく。
•軍事防衛:第1側室ブリジット、第7側室フリーダ(近衛&北方兵)
•資金・補給:第2側室クロエ(物資の無限供給)
•情報・暗術:第3側室セシル(敵の動向察知と裏工作)
•政治・貴族抑止:第4側室グレース、第6側室シャーロット(中立派の引き込み)
•内部防衛・裏工作防止:第5側室オリヴィア、第8側室シャディア(毒と罠の防壁)
•負傷者治療:第9側室メイリン(秘薬の調合)
•戦術計算:第10側室アリア
「ふふ、完璧な陣形ね」とクロエが笑う。
「アルフレッド様。貴方が作ったこの『後宮』、もはや誰にも崩せませんわ」
十人の才能が集結した瞬間――国を動かす最強の戦略機関【後宮キャビネット】が正式に結成された。