目立ちたくない地味子ちゃんは、冷徹会長に遊ばれて。

「律、お前はつむぎを甘やかしすぎだ」
「えへへ〜!」

優が、低い声でピシャリと言った。

小鳥遊くんがくれたいちごみるくは、甘酸っぱくて胸がほっこりする味。

どちらかというと牛乳感が強くて、喉を通る滑らかさが心地いい。

「つむぎ、荷物を置いてそのソファーに座れ。今日のお前の仕事は、俺がすべて終わらせておいた」


「ありがとう……?」

「まって、 私の分のシフトが……!」

まさか優が私の仕事を代わりに終えてくれたなんて……

嬉しいけど、生徒会室に来る意味がなくなっちゃう!


「お前はそこで、大人しく守られていればいいんだ」


優は私の肩をどこか無愛想に押し、ふかふかのソファーに座らせた。私の抗議なんて、誰も聞いていない。

私はしぶしぶソファー移動して、両手でいちごみるくを包み込む。

みんなして、私を弱いもの扱いしてる。