🌸さくらのねがい🌸



昔からたまたま足が速かった。父も学生時代、陸上部で長距離で全国4位で入賞したと聞いた。
というか姉も兄も足が速くて陸上部だった。多分、みんな親の遺伝。

それに足の速い、姉と兄に遊んでもらうために追いかけたり、父のランニングに付き合ったりと、
自然と走ることが好きになって、気づけば陸上部へ入部していた。




「海斗の走りって綺麗だよね。
海斗がはしってる姿みると綺麗でそれにいちばん速くてかっこいい。」


「海斗がみんなを追い抜いて一番初めにゴールするのみるの気持ちいい」


「だからまた大会観に来てもいい?」




初めての大会の日、咲希が咲桜を連れてきてくれてそう言ってくれた。


その表情があまりにも可愛く笑うからドキドキしてしまった。


オレが大会で1位になると咲桜はいつも自分のことのように喜んでくれて、
可愛くて、それが堪らなくて頑張れていた。



だからオレが一番を獲ることにこだわっていて、怪我をして前見たに走れなくなって辞めた。


それに辞めたたら咲桜の傍にもっといれるしなんて激重なことも思っていた。