暑い日差しに照らされながら校庭へ集合するとクラスメイトの誰かが
「先生~、今日ほんとにマラソン~?」と嘆いていて、
「おう!やりたくないのか?」
「やりたくないに決まってるでしょ!!!!」とイヤイヤ準備体操をしている。
私も同じ気持ちです
先生、暑いしマラソン辞めましょうと心の中で思っていた。
結局マラソンをたらたらと走り(ほぼ歩いていた)、
サラちゃんは1着を目指していたらしいけど2着でかなり悔しがっていた。
「2番でも十分すごいよ、私なんて下から3番目だよ。」
「悔しい〜、あ、咲桜ちゃんみて!始まる!」
サラちゃんの視線の先では男子が50メートル走の測定を始めるところだった。
それに気づいた女子たちはみんなそちらをみた。
「あ、、、」
海斗と目が合った。
海斗は口パクで「いちばん!」って言っていた。
その笑いかた、その言葉、が久しぶりに見せる表情で懐かしくて胸が締め付けられる。


