「やば!」
はっと目が覚めてスマホを開くとまさかの11時。
そして31件の着信。
雄介くんに呼ばれてから開いていなかったスマホには大量の不在着信が残っていた。
“咲桜ちゃん大丈夫?連絡ください”とメッセージが来ていた。
父のお姉さんで今は私の保護者である叔母さんの千鶴さんだった。
家族が居なくなったわたしを快く引き取ってくれた恩人。
一緒に住まない?の提案に私はこの家に住みたいと我儘を言った。
そんな我儘を言った私を受け入れてくれて
叔母さん家族には生活面、金銭面と色々な面で支えてもらっている。
「もしもし…」
「咲桜ちゃん!よかった、連絡とれて。
学校から来てないって連絡あって、無事なら良かった。」
寝落ちして学校へ連絡せずに休んだから保護者である千鶴さんに連絡がいったみたいだった。
「ごめんなさい、また迷惑かけてしまって。
昨日バタバタしていて、そのまま寝ちゃって今起きたの。」
「迷惑なんかじゃないわ。無事ならなにより。
今日一緒に食事しない?智が休みなの。
もちろん体調が悪ければ無理強いしないわ。」
相変わらず、上品な喋り方をする叔母。
智くんはわたしの従兄弟にあたる。
「ううん、食事したい。
お願いがあるんだけど、今日泊まってもいいかな?」
「もちろん!ずっと居てもいいのよ。
咲桜ちゃんが居たいだけ居て大丈夫!」
なんとなく誰かと同じ空間にいたくて。
そしたら、少しは現実逃避できるかな。
「智が迎えにいくから、待ってて。」
「うん、ありがとう。待ってます。」
ふとスマホを開くとサラちゃんからメッセージが来ていた。
『体調悪い?明日学校で待ってるよ〜☺️』と送られてきていた。
『体調は大丈夫、ありがとう!明日は行けると思う!』と返信した。
夕方、智くんが迎えに来てくれて、食事に出かけた。
叔母と叔父、従兄弟の智くんと4人で世間話をまったり話して、眠りについた。
久しぶりに良く寝れた気がする。


