それから私は数日間、放課後になると必ずここに訪れた
コンコン
「生徒会庶務の如月 結音です。
演劇部の方に用が─」
シーン…
今日も収穫なし、かぁ…。
でも諦めないっ…!
明日からも頑張って、報告最終期限までに書類を作ればっ…!
そう思って1週間が経とうとしていた時だった
「…なあ」
「えっ?」
振り返ると、扉にもたれかかった彼がいた。
「いらしたようで良かったです…っ!」
1週間ぶりに顔を見せてくれたっ…!
すると、その横に2人の生徒がひょこっと顔を出した
確か彼らは…
お団子ヘアが特徴の1年生の安斎 響ちゃんと、
ヘッドフォンを付けた2年生の鳴海 海斗くん
「誰こいつ」
「あ、私知ってる〜!
No.1宣言したチョー可愛い女の子っ!
…って、なんでここに?」
きょとん…とした響ちゃん
そっか。
今まで一度も顔を合わせたこと無かったからな…
「あ、俺も知ってる」
すると、鳴海くんは私を指さす
「嫌われ者。」
ぱちくり、と私は瞬きをする
「はい。そうです」
そう微笑んでみせると、少し意外…といったような顔をする鳴海くん
「っいでっ」
すると、響ちゃんが鳴海くんの背中をバシッと叩く
「失礼でしょっ!!」
な、仲良しな2人…なのかな?
「…なんで毎日、ここに来るんだよ」
2人を他所にそう苛立つように呟く彼は、初日に会った演劇部部長 高橋 翔也さん。
その言葉に仕事の頭に切り替え、言葉を呟く
「演劇部の皆さんの存続がかかっているので。
対面してお話しようと。」
そう笑いかければ、ハッと渇いた笑いが帰って来る
「自分の功績を上げるためだろ?」
「…何故、そう思うのですか?」
「俺だって名前くらいは聞いたことある。
如月結音…
No.1を目指すとか言う宣言した奴。
そんな奴が廃部検討されてる部活を尋ねてくるなんて…
そういう意図があるしか思えないだろ。」
「…」
彼の目には、
私への" 敵対心 "・" 軽蔑 "の色が見えた
まぁ確かに客観的に見たら、そうだよね…
…でも
「確かに傍から見たらそう見えてしまうかもしれません。
ですが…実際は違います。」
「は?」
ポカーン…としたような顔をした顔をする翔也さん
そこから私は畳み掛けるように、言葉を連ねた
「私達が最も重視して考えているのは、" 演劇部が存続するに値する部活かどうか "。
ここ最近の実績はほぼ0。
このままの実績では、きっと長期休暇前には廃部となるでしょう。」
「ですが、
もし演劇部員の皆さんに存続したいという意思があるのならば。
精一杯お手伝いさせて頂きます」
「…!」
私の視界に、彼らが映る
「最後に…
訪ねるだけで、私の本心。
及び生徒会の意志をお伝え損ねたことにより、誤解をさせてしまったことを謝罪させて頂きます。
申し訳ありませんでした。」
ペコッと頭を下げる
何も返答はない
…流石に言いすぎた…?
「…俺達の意思次第では、生徒会がサポートしてくれるって?」
「生徒会としては難しくても。
私が力になります」
「あんたに何ができんの?」
そう冷たい瞳から放たれる、冷たい言葉
「確かに私は、雅や遥斗達よりも仕事の実力は足りません。
…でも、この数日間で私は演劇部の過去の仕事から貴方達の事まで、できる限りの事を学んだつもりです。
お願いします。
皆さんの意志をお話するだけでも、お願いできませんか?」
そう伝えると、静まり返った廊下に「いいんじゃない?」という響ちゃんの声が響く
「えっ?」
「こんなに頭下げてくれてさ…
…あたしとしても、演劇部は続いて欲しいし。」
「俺も安斎に賛成。
…このままなくなられるのは、後味が悪すぎる」
「で、翔也は?」
「…分かった。
ただし、話を聞いて、話すだけだ。」
「っ…!
ありがとうございますっ…!」
「そんじゃ、部屋ん中入って話そーよっ!
つーか、やっぱ結音ちゃん先輩めちゃかわっ…!
メイクしてる?」
「メイクはしてないですっ…!」
「もー
結音ちゃん先輩の方が先輩なんだし、敬語いらないよーってアだっ!」
「うっさい安斎」
そういって、響ちゃんのお団子をクシャッと潰す海斗くん
「何すんの鳴海!」
「…ふふっ」
生徒会とはまた違う絆が、ここにはあるのかな。
コンコン
「生徒会庶務の如月 結音です。
演劇部の方に用が─」
シーン…
今日も収穫なし、かぁ…。
でも諦めないっ…!
明日からも頑張って、報告最終期限までに書類を作ればっ…!
そう思って1週間が経とうとしていた時だった
「…なあ」
「えっ?」
振り返ると、扉にもたれかかった彼がいた。
「いらしたようで良かったです…っ!」
1週間ぶりに顔を見せてくれたっ…!
すると、その横に2人の生徒がひょこっと顔を出した
確か彼らは…
お団子ヘアが特徴の1年生の安斎 響ちゃんと、
ヘッドフォンを付けた2年生の鳴海 海斗くん
「誰こいつ」
「あ、私知ってる〜!
No.1宣言したチョー可愛い女の子っ!
…って、なんでここに?」
きょとん…とした響ちゃん
そっか。
今まで一度も顔を合わせたこと無かったからな…
「あ、俺も知ってる」
すると、鳴海くんは私を指さす
「嫌われ者。」
ぱちくり、と私は瞬きをする
「はい。そうです」
そう微笑んでみせると、少し意外…といったような顔をする鳴海くん
「っいでっ」
すると、響ちゃんが鳴海くんの背中をバシッと叩く
「失礼でしょっ!!」
な、仲良しな2人…なのかな?
「…なんで毎日、ここに来るんだよ」
2人を他所にそう苛立つように呟く彼は、初日に会った演劇部部長 高橋 翔也さん。
その言葉に仕事の頭に切り替え、言葉を呟く
「演劇部の皆さんの存続がかかっているので。
対面してお話しようと。」
そう笑いかければ、ハッと渇いた笑いが帰って来る
「自分の功績を上げるためだろ?」
「…何故、そう思うのですか?」
「俺だって名前くらいは聞いたことある。
如月結音…
No.1を目指すとか言う宣言した奴。
そんな奴が廃部検討されてる部活を尋ねてくるなんて…
そういう意図があるしか思えないだろ。」
「…」
彼の目には、
私への" 敵対心 "・" 軽蔑 "の色が見えた
まぁ確かに客観的に見たら、そうだよね…
…でも
「確かに傍から見たらそう見えてしまうかもしれません。
ですが…実際は違います。」
「は?」
ポカーン…としたような顔をした顔をする翔也さん
そこから私は畳み掛けるように、言葉を連ねた
「私達が最も重視して考えているのは、" 演劇部が存続するに値する部活かどうか "。
ここ最近の実績はほぼ0。
このままの実績では、きっと長期休暇前には廃部となるでしょう。」
「ですが、
もし演劇部員の皆さんに存続したいという意思があるのならば。
精一杯お手伝いさせて頂きます」
「…!」
私の視界に、彼らが映る
「最後に…
訪ねるだけで、私の本心。
及び生徒会の意志をお伝え損ねたことにより、誤解をさせてしまったことを謝罪させて頂きます。
申し訳ありませんでした。」
ペコッと頭を下げる
何も返答はない
…流石に言いすぎた…?
「…俺達の意思次第では、生徒会がサポートしてくれるって?」
「生徒会としては難しくても。
私が力になります」
「あんたに何ができんの?」
そう冷たい瞳から放たれる、冷たい言葉
「確かに私は、雅や遥斗達よりも仕事の実力は足りません。
…でも、この数日間で私は演劇部の過去の仕事から貴方達の事まで、できる限りの事を学んだつもりです。
お願いします。
皆さんの意志をお話するだけでも、お願いできませんか?」
そう伝えると、静まり返った廊下に「いいんじゃない?」という響ちゃんの声が響く
「えっ?」
「こんなに頭下げてくれてさ…
…あたしとしても、演劇部は続いて欲しいし。」
「俺も安斎に賛成。
…このままなくなられるのは、後味が悪すぎる」
「で、翔也は?」
「…分かった。
ただし、話を聞いて、話すだけだ。」
「っ…!
ありがとうございますっ…!」
「そんじゃ、部屋ん中入って話そーよっ!
つーか、やっぱ結音ちゃん先輩めちゃかわっ…!
メイクしてる?」
「メイクはしてないですっ…!」
「もー
結音ちゃん先輩の方が先輩なんだし、敬語いらないよーってアだっ!」
「うっさい安斎」
そういって、響ちゃんのお団子をクシャッと潰す海斗くん
「何すんの鳴海!」
「…ふふっ」
生徒会とはまた違う絆が、ここにはあるのかな。



