嫌われ者、No.1目指して努力中!

「…で、一体何があった。」

はぁ…と頭を抱える雅

クスクスと笑う遥斗

すごく機嫌の悪そうな瑠唯

すごく楽しそうな乃蒼くん

…なんか、お説教が始まりそうな予感がするのは気のせいなのかな…

とりあえずさっきの出来事を話せばいい…のかな?

「えっと…
女の子達と一緒に校舎裏に行って無くし物を探してました…?」

「なんで疑問形なんだ?」

ゔっ…

「雅は何を見たの?」

「…女子生徒3人がしゃがみ込んで、その前に結音が居た。」

「「「あー…」」」

あー…って何!

それよりも…

「どうして雅はあの場所に居たの?」

「あっ話変えた」

「乃蒼。
そういうのは引っかかってあげるんだよ」

2人がなにか言ってるけど聞かないでね、雅っ!

「結音がいつまで経っても来ないからな…。
仕事を終わらせて様子を見に行ったら、あそこにお前達がいた」

そうだったんだ…

「来てくれてありがとうっ!
心配かけちゃってごめんねっ…」

申し訳なくそう告げると、何故か雅の頬が赤く染った

「…あぁ」

「?」

「「…。」」

なんか、瑠唯と遥斗から黒いオーラが溢れ出てる気がするんだけど…気のせいかな…?

「あははっ!
やっぱ結音ちゃんって僕が見込んだ女の子なだけはあるよねーっ!」

乃蒼くんは凄く上機嫌だけど…

「まぁいい。
それよりも…
何か言われたりはしてないんだな?」

「うんっもちろんっ!
ただ話してただけだよっ…!」

「本当に?」

スゥ…とまるで全てを見透かすように雅の深紅の瞳が私を映す

…!

「…生徒会の仕事の足手まとい。」

「!」

えっ…?

「俺にはそう聞こえたが?」

「はぁ!?」

「なにそれ…」

怒ったように空気がピリッ…となる

「…結音ちゃん。
それは本当?」

「聞いてたんだ。」

笑ってそう聞き返せば

「人より耳がいいからな」

…そっかあ…。

ふふっ

「大丈夫!」

「結音。」

「…私はね、実力で皆に認めて貰いたい。
だから雅にも遥斗にも負けるつもりは無いし、遅れを取るつもりもないよ。
勿論生徒会としての仕事も乃蒼くんにも瑠唯にも。
絶対に。」

「「「「!」」」」

「…フッ
ならいい。」

納得してくれた…かな?

良かった…

ホッと、胸を撫で下ろす

「そうだ。
お前に任せたい仕事がある」

「?」

「フッ」