嫌われ者、No.1目指して努力中!

「あれがNo.1になるって宣言した…?」

「あいつだろ、嫌われ者で宣言したっていう…」

ヒソヒソヒソ…

あの宣言から早1日。

確かに変わった。

今までは遠巻きに避けられてたけど今はっ…

─凄く悪目立ちしてる雰囲気ですっ…!!

No.1は、この学園の全生徒が望む称号。

でも、誰も手にした事の無い実質的幻とも呼ばれてる。

だからこそ、そんな特別な物を嫌われ者と避けられている私が宣言することに対して反発を喰らうのは予想の範囲内だった。

…だったんだけど〜っ…!

いやっ…!負けるな私っ!

こんな事で挫けたら、嫌われ者脱出なんてできない!

そう自分を奮い立たせていると、廊下からきゃぁぁぁ!という叫び声が聞こえる。

…この叫び声…あっ!

生徒会の人…?

なんで?と頭を傾げて考えていると、教室の廊下がガラッと開かれる。

女の子達に隠れて見えずに、背伸びしていると、1つの凛とした声が響いた。

「…如月結音は居るか。」

えぇぇぇぇぇ!!! と困惑のような叫び声。

私自身も驚きを隠せないけど…、一体どういうこと?!

ていうかこの声聞いたことある…

まさか…一条さんっ!?

1人慌てていると、無数にいたはずの女の子がスッと脇にはけ、まるで私までたどり着くように作られたレッドカーペットのようになってしまったではないかっ…!

お、女の子の一体感…凄いっ…!!

「…お前が如月結音で間違いないな?」

ニヤッと口の端を持ち上げて不敵に笑う一条さん。

その後ろに続くのは、爽やかスマイルを浮かべる瀬戸さん。
可愛らしくニコニコして女の子と談笑している東雲さん。

無言で私を見てくる速水さん。

この人達の圧力は凄い。

…でも、ここで弱っていたらNo.1なんて無理よね。

よしっ…!

「はい。私が如月結音です。
何かご用ですか?」

そう笑ってみせると、まるで狐に鼻を摘まれたような顔になる一条さん。

すると

「…俺に怖気付かないとは、な…。」

そうフッと笑う一条さん。

何を言ったのかは分からないけど…とりあえず聞き返すのはやめよう。

後ろの女の子達の圧が怖い。

これだけは許して欲しい。今にも殺されそうだっ…!!(涙)

「とりあえず如月さん。
僕らと一緒に来てくれる?」

「へっ?」

一緒にって…

「どこにですか?」

「生徒会室、だよっ!」

ウインクをして可愛く答えてくれる東雲さん。

そのポーズだけでも後ろできゃぁっ!と悲鳴が上がる

ていうか、生徒会室って…

普通は入室禁止じゃ…?

「一般生徒の入室禁止…ですよね、生徒会室って。」

「うん。
でも君を僕らが呼びに来た特別な子だからいいんだよ」

「…はい?」

特別な子だからトハ…?

今頭がショートしてる…

「お前はとりあえず、俺たちの所へ来い」

…生徒会メンバーは雲の上の存在ではある。

でも、立場的にはこの学園のNo.2。

でもだからって…っ!