嫌われ者、No.1目指して努力中!

ガチャ

「ただいま。」

「ただいま戻りましたっ!」

「おかえり。」

「おかえりーっ!」

生徒会室に戻ると、皆が笑顔で迎え入れてくれた

「…結音。」

扉の前で不安そうな瞳をした遥斗さんが、私に映った

「大丈夫です。
傍にいますから。」

彼の手を少しだけ握ると少しだけ暖かくて、冷たかった。

「…ありがとう。」

きっと、もう大丈夫。

「…みんなに、話したいことがある。
いい?」

「勿論だ。」

雅さんの目は、

─待っていたと、言っているようだった。

自分を落ち着かせるように、息を吐く瀬戸さん。

「…" 俺 "は、No.1が欲しい。
手に入れたいと思ってる。
雅にも、結音にも。
簡単には譲れない。」

「…。」

「それでも、雅に何も思わなかった訳じゃない。
雅がこれまでに頑張ってきた事も、全部見てきた
小細工とか、陥れたいとか。
そういうのだってしたい訳じゃないから
…だから…」

「俺を、1人のライバルとして見て欲しい。」

…これが、瀬戸さんがずっと言いたかった言葉。

誰にも言えなくて、奥底に閉じ込めた言葉

「俺はお前をライバル であり、仲間という意味で見てたつもりだったんだがな。」

「えっ?」

「遥斗の事には俺も薄々気が付いてた。
何も言わなかったのは悪い」

「僕ら、仲間だからねっ!
遥斗の口から聞きたかったんだよ。」

「…っははっ
ありがとう、みんな。」

改めて絆が深まった

──そんな時