嫌われ者、No.1目指して努力中!

──そして今に至る。

なんでこいつとグループ課題なんて…っ

イライラして、それでも変わらずニコニコと笑ってるそいつにまた怒りをぶつけてしまう。

すると、フフッと余裕の笑みを浮かべた。

は?

唖然としていると、その口から言葉が続いた。

『そうだよ。私は嫌われ者。
だからって別に、世界中の人に好きになってもらおうとか考えてない。』

『は?』

何を言ってるんだ、と

そう思った。

『だから、私を嫌ってる人に好きになってもらおうとか、思ってないけど、ってこと
一条さん達に話に言ったのは、貴方達生徒会が私の"目標"の敵となると思ったから。
だから嫌っててもいいよ?慣れてるから。』

…慣れてる?

こいつが入学した時から、〘嫌われ者〙という異名がついていた。

誰かに好かれようとなんてしてない。

こいつは…

ただ、自分が嫌われても立ち上がろうとしてる。

例え俺達の前に現れたのが、弁明の為だとしても。

そして自分が嫌われても、好まれようと努力しない

ただ、

見返してやる。と

あの日のあの言葉を聞いて、心が揺らいでた。という自分でも気が付かなかった事に驚く

あぁ…こいつは…。

すると、言えなかった言葉がスルッと溢れ出す

「…悪かったな」

「え?」

「…この前も、さっきも。
これからは…普通に接する」

「あ、ありがとう…?」

…分かってないな、この意味。

何故か可笑しく思えて、ハハッと鼻で笑う。

なぁ、如月結音。

さっきの言葉で、俺はお前を認めた。

俺の未来は、雅がNo.1を目指す未来しか無かったけど、

今は違う。

─お前の未来が、楽しみだ。

「じゃ、俺はここやる。」

「はい。
お任せしますね」

「つーか、敬語やめろ
同い年な癖に」

「へっ…?
癖なんですけど…」

「タメ口」

「うっ…分かり…分かっ、た…。」

「よし。」

「タメ口…いつぶり…?」

「フッ」


何かが、落ちた音がした瞬間だった。