☆SSSクラスのわがまま王子様☆超エリート男子たちの専属お世話係になりました☆


ハッとして冷や汗をかいた、その時だった。

「……くっ、ふははっ!」

「あははは! 陽菜ちゃん、ウケる! 本気でうちらアルファに勝つつもりだ!」

蓮先輩と藍里先輩がお腹を抱えて笑い出した。
そして、目の前に座る朔先輩は……怒るどころか、その漆黒の瞳にギラギラとした肉食獣のような熱を宿して、ゆっくりと立ち上がった。

「へぇ……。普通コースのヒヨッコが、この特別選抜の俺たちにライバル宣言、ね」

すたすたと歩み寄ってきた朔先輩に、私はソファの背もたれと先輩の腕の間に閉じ込められる「壁ドン」ならぬ「ソファ・ドン」状態にされてしまった。

「さ、朔先輩……」

「いい度胸だ。その勝負、受けて立つ。……だが、俺たちα組が勝ったら」

朔先輩の形の良い指先が、私のあごをクイッと持ち上げる。
至近距離で交わる視線に、心臓が早鐘を打ち始めた。

「お前には『俺たちの言うことを何でも一つ聞く』という罰ゲームを受けてもらう。……逃がさないからな」

ほ、本気で怖い!!
目で殺される!!

甘くて危険な声に、私はコクコクと無言で頷くことしかできない。

こうして私と、特別選抜α組のエリート王子様たちによる、絶対に負けられない……そして色んな意味で危険な、聖ステラ祭の幕が上がったのだった。