完璧な抱きかかえの状態!
こ、これは、膝上ハグってやつ!
後ろから朔先輩の固い胸板に背中がすっぽりと包み込まれ、首筋に先輩の温かい息がかかる。
「蓮と藍里からは物だろ? 俺のご褒美は……俺自身だ」
「え……っ!?」
「今日から一か月、俺はお前の『専属お世話係』になってやる。お前が俺にしてくれたこと、全部俺がお前に返してやるよ」
「さ、朔先輩が私の……お世話係!? 返すって、何をですか……!?」
朔先輩の手が私のあごにそっと触れ、顔を上へと向かせられる。
至近距離で見つめ合う黒い瞳。その奥には、逃げ場をなくすほどの濃厚な独占欲が宿っていた。
「朝起こすのも、お茶を入れるのも、……お前を甘やかすのも、全部俺の仕事だ。覚悟しろよ、陽菜」
耳元で低く囁かれた甘い言葉に、私の心臓はドックン!!と大きく跳ね上がった。
わがままな王子様たちからの、豪華で、甘くて、少し危険なご褒美ラッシュ。
テストが終わって一安心……のはずだったのに、私のドキドキすぎるロイヤル棟生活は、さらに甘く過激に加速中!


