☆SSSクラスのわがまま王子様☆超エリート男子たちの専属お世話係になりました☆


「あーあ! 朔ずるい! 陽菜ちゃん、はいコレ! 喉乾いたでしょ?」

 割り込んできた藍里先輩が差し出してきたのは、パステルカラーのタピオカミルクティー。

「あ、ありがとうございます!」と受け取ると、藍里先輩は私の顔に覗き込むように急接近して、ニッと可愛く笑った。

「僕とも手、繋ぐ? 今なら両手あいてるよ?」

「なっ……藍里先輩まで!?」

「おい藍里、陽菜を困らせんな。……ほら陽菜、あっちの店行くぞ」

今度は蓮先輩が私の反対側に立ち、さりげなく周囲の視線から私を隠すようにリードしてくれる。

ショップに入ると、蓮先輩が可愛らしいリボンのヘアクリップを手に取った。

「これ、今日の服に似合うんじゃね? ほら、付けてやる」

「えっ、自分で付けられま――」

蓮先輩の顔が目の前に迫り、細い指先が私の髪にそっと触れる。
ふわりと、蓮先輩のつけている甘い香水の匂いが鼻腔をくすぐった。

耳元で「……うん、めちゃくちゃ可愛い」と低く囁かれて、私の心臓は本日何度目かの限界を迎える。