☆SSSクラスのわがまま王子様☆超エリート男子たちの専属お世話係になりました☆


バタンッ!!!

「おーい、ただいま! 役員会、長引いてマジで疲れたわ――って、は? あれ、朔いないのー!?」

「朔、陽菜、おはよう……って、えええええっ!?」

騒がしく階段をかけあがる足音。
私は、先輩のベッドの中。
これは、ピンチ!
あわてて、逃げ出そうとすると、朔先輩にがしっと捕まえられる。
はーなーしーてー!!

「朔~?」

ドアが勢いよく開き、部屋に入ってきた蓮先輩と藍里先輩が、ベッドの上の私たちを見て化石のように固まった。
蓮先輩は手に持っていたキーケースを床に落とし、藍里先輩は両手で口を押さえて目を丸くしている。

「ち、違います先輩方! これは不可抗力で、ただの添い寝で、夜這いじゃなくて、その!」

私がパニックになりながら掛け布団を胸元まで引き上げると、朔先輩は面倒くさそうに身体を起こし、前髪をかき上げた。

「蓮、藍里。騒ぐな、何もしてない。……それより、お前らにも協力してもらいたいことがある」

「協力……?」

蓮先輩が怪訝そうに眉をひそめ、落ちたキーケースを拾い上げる。
朔先輩はベッドから降りると、私の頭をポンと無造作に撫で、2人に向かって確固たる意志を秘めた瞳を向けた。