☆SSSクラスのわがまま王子様☆超エリート男子たちの専属お世話係になりました☆



「……何かご用でしょうか?」

私がびくびくしながら尋ねると、リーダー格の女子生徒はフフッと鼻で笑い、フリルのついたハンカチを大げさに揺らした。

「ええ。あなた、最近少し身の程をわきまえていらっしゃらないんじゃないかしら? 学費免除でこの学園にいさせてあげている一般庶民のくせに、ロイヤルの方々の視界に入るような場所をうろちょろして……目障りなのよ。朔様や蓮様、藍里様が、あなたのような泥臭い庶民を相手にするとでも思っているの?」

ツンとすました言葉のナイフが、容赦なく私に突き刺さる。

言いたいことは山ほどあった。

うろちょろしているんじゃない、特待生スコアアップの為にお世話係をしているだけだ、と。
けれど、ここで言い返して問題を起こせば、特待生の資格を失い、学園を去らなければならなくなる。
何より、あの3人に迷惑がかかることだけは絶対に避けたかった。

「……申し訳ありません。以後、気をつけます」

私はぎゅっと拳を握りしめ、爪が手のひらに食い込む痛みに耐えながら、深く頭を下げた。
お嬢様たちは「分かればよろしいの。せいぜい、おいたが過ぎないようにすることね」と満足げな笑みを浮かべ、去っていった。

でも……「洗礼」は、これだけでは終わらなかったみたい。