☆SSSクラスのわがまま王子様☆超エリート男子たちの専属お世話係になりました☆

あの看病の夜から、数日が経った。
朔先輩の風邪はすっかり治り、ロイヤル棟にはいつもの日常が戻ってきた……はずだった。

「……はぁ」

一般生徒用ラウンジの片隅で、私は紙コップの紅茶をすすりながら、小さくため息をつく。

(学校だと、本当に遠い人なんだなぁ……)

窓の外、中庭を横切る「特権階級(SSSクラス)」の3人の姿が見える。
羨望と憧れの眼差しを向ける中、3人は凛とした佇まいで歩いていた。

その中心にいる一ノ瀬朔先輩は、私が完璧にアイロンをあてたシャツを身に付け、制服を崩さず着こなし、いつもの「生徒会長」の顔をしている。
私の手を握りしめて「どこにも行くな」と甘えていた、あの夜の面影なんて、どこにもないじゃん……。

「成績見てこよっかな……」