☆SSSクラスのわがまま王子様☆超エリート男子たちの専属お世話係になりました☆


熱のせいにして、先輩は確信犯的な視線で私を見つめる。
とはいえ、相手は病人だ。
今日は、本気で看病しないと。

仕方がないなぁ、と私はスプーンでお粥をすくい、丁寧に息を吹きかけて冷ました。

「はい、あーんしてください」

「ん」

素直に口を開けて食べる姿は、まるで大きな猫のようだ。
学校の女子生徒がこの姿を見たら、全員黄色い悲鳴を上げて卒倒するに違いない。

「……美味い。陽菜の味がする」

「よかったです。先輩、いつも頑張りすぎなんですよ。たまにはこうして、甘えてください」

何気なく言った私の言葉に、先輩の動きが止まった。
そして、食べ終えたスプーンを置くと、先輩は私の顔をじっと見つめ、突然シーツの上に私を押し倒すようにして覆いかぶさってきた。

「えっ……!? 先、輩……っ!?」

目の前には、熱を帯びた、真っ直ぐで力強い瞳。

「陽菜、今……『甘えて』って言ったよね」

「そ、それは風邪の看病の意味で――」

「俺、お前が思うよりずっと、お前に甘えたいぽい」

耳元で、低く熱い声が響く。

「本当は俺以外の奴にお前を見せたくない。……ロイヤル棟のお世話係としてじゃなくてさ、本当に俺だけの専属になれよ、陽菜」

熱のせいなのか、それとも本気なのか。
あまりにも甘く、独占欲に満ちた言葉に、私の頭は真っ白になり、心臓の音がうるさいほど寝室に響き渡って――。