☆SSSクラスのわがまま王子様☆超エリート男子たちの専属お世話係になりました☆


「はぁ……はぁ……」

熱のせいで、先輩の呼吸は荒い。
学校での完璧な生徒会長の姿からは想像もつかないほど、今の先輩は小さく、弱々しく見えた。

「先輩、今お粥を作ってきますからね。少し待って――」

立ち上がろうとした瞬間。
熱く乾いた大きな手が、私の手首をガシッと掴んだ。
驚くほどの力で引っ張られ、私はベッドの端に座り込む形になる。

「……行くな」

「先輩? でも、何か食べないと、お薬が飲めません」

「今いらない。どこにも行くなよ、陽菜……」

潤んだ瞳で私を見つめ、苦しそうに眉根を寄せて首を振る。

「……俺のそばに」

先輩は掴んだ私の手を自分の頬に寄せ、すりすりと甘えるように擦り寄せた。
熱い吐息が手の甲に当たって、私の心臓が爆発しそうに跳ね上がる。

「せ、先輩、えっと……」

「……陽菜の手、冷たくて気持ちいい」

そのまま、先輩は私の手を胸元に抱きしめるようにして、ぎゅっと目を閉じた。
その姿を見て、私は想像してしまった。