☆SSSクラスのわがまま王子様☆超エリート男子たちの専属お世話係になりました☆



なんか私あっちにもこっちにもドキドキして、こんな子だったっけ?

そもそも私の人生の半分以上は、勉強の時間。

趣味無し!
恋バナ無し!
もちろん恋人なんか出来たこと無い!
えーん。

蓮先輩、藍里先輩との距離が縮まり、ロイヤル棟での生活にも少しずつ慣れてきた頃。
私は、一ノ瀬朔先輩の「異変」に気づいた。

「……朔先輩、なんか顔色が悪いですよ? 今日の夕食、全然進んでないですし」

リビングのソファで、いつもなら私の隣を陣取って「お腹空いた」「なんか作って」とねだるはずの朔先輩が、今日は静かにクッションに頭を預けていた。
前髪の隙間から覗く肌が、少し赤みを帯びている。

「いや……なんでもない。ただの寝不足」

低く掠れた声。
その瞳はどこかとろんと潤んでいる。

「何言ってるんですか。ちょっと失礼しますよ」

私は先輩の前に膝立ちになり、おでこにそっと手を当てた。