☆SSSクラスのわがまま王子様☆超エリート男子たちの専属お世話係になりました☆

全員が部屋に戻り、静まり返ったロイヤル棟で、私は一人リビングの片付けをしていた。
明日の朝食の仕込みを終え、ふぅ、とため息をついてソファに腰掛ける。

「疲れたぁ……。でも、みんな美味しそうに食べてくれたな」

少しウトウトしそうになったその時、トントン、と軽い足音が聞こえた。
見上げると、スウェット姿の蓮先輩が、片手に小さな紙袋を持って立っていた。

「蓮先輩? どうしたんですか、こんな時間に」

「陽菜ちゃん、まだ起きてんの? 働きすぎじゃね? 労働基準法に引っかかるぞ」

「お世話係ですから、これくらい平気です。何か必要なものでもありました?」

すると、蓮先輩は気まずそうに視線を彷徨わせた後、持っていた紙袋を私の膝の上にぽいっと放り投げた。

「えっ? これって……」

紙袋の中を覗くと、中にはガラス瓶に入った、ものすごくお洒落なハンドクリームが入っていた。
見るからに高級ブランドのもので、爽やかな柑橘系の香りが微かに漂っている。