☆SSSクラスのわがまま王子様☆超エリート男子たちの専属お世話係になりました☆


ダイニングテーブルに料理を並べると、最初にやってきたのは、匂いにつられた朔先輩だった。

「……肉じゃが。陽菜、お肉多めで」

「朔先輩はちゃんと野菜も食べてくださいね」

続いて藍里先輩も「わあ、美味しそう!」と席につく。
最後に現れた蓮先輩は、並べられた茶色い和食のおかずを見て、ふっと小馬鹿にしたように笑った。

「何これ、超庶民の料理じゃん。もっとフレンチとか、見栄えのいいものは作れないわけ?」

「フレンチがいいなら、ご自分の一流シェフを雇ってください。私は家庭料理のプロですから、文句を言わずに食べてください。ほら、冷めちゃいますよ」

私が少し強気でお茶を差し出すと、蓮先輩は眉をひそめつつも、箸を手にした。
まずは肉じゃがを一口、口に入れる。

「…………」

先輩の動きがピタリと止まった。

「どうですか?」

私が覗き込むと、蓮先輩はふいっと顔をそむけた。耳の先が、ほんのりと赤い。

「……別に。普通。出汁が、ちょっとききすぎ」

「ふふ、それって美味しいってことですね?」

「言ってねーよバーカ ……でも、まあ、完食はしてやってもいいかな~」

そう言って、蓮先輩は驚くほどハイスピードで箸を進め、あっという間にご飯をおかわりしたのだった。