寄付金って、お金ってこと!?
無理無理無理無理。
うち、びんぼーでは無いけれど、普通の家だから!
お父さんは食品製造会社の経理やってるし、お母さんはスーパーのレジでパートしてるし、お兄ちゃんは国立大学の大学生だし……。
「それ以外の貢献なら、例えば……ボランティア。優秀な君なら意味はわかるだろう?」
「ボランティア……奉仕活動とかでしょうか?」
私がびくびくしながら、応えると、理事長さんはうむ、かしこまって頷いた。
「――ちょうど今期から新設された、学園の最高ランク『SSSクラス』の男子生徒3名が暮らす専用寮――通称『ロイヤル棟』。そこでお世話係をしてくれる、人材を絶賛募集中だ」
理事長さんは、フッと口元を歪める。
「彼らはあまりにも優秀だが……少々、プライベートに問題があり……前任のお世話係たちは全員、三日と持たずに泣いて辞めてしまった。君がそのお世話係を完璧に全うしてくれるなら、特待生の資格は永久に保証しよう」
「――やります! やらせてください! 多大な貢献、私ものすごーくしたいです!」



