☆SSSクラスのわがまま王子様☆超エリート男子たちの専属お世話係になりました☆


「う……ん……」

朝日の光を浴びて、朔先輩が眉をひそめる。
乱れた黒髪、形の良い眉、そして寝起きのせいで少し潤んだ、あどけない瞳。
学校で見せる冷たい氷のような瞳とは全然違う、無防備すぎる美顔が至近距離にあって、ドキン、と心臓が大きな音を立てた。

「……うるさい。あと五分」

「ダメです! 生徒総会があるんでしょう!? ほら、起きて――うわっ!?」

先輩の手を引っ張って起こそうとした瞬間。
逆に強い力で手首を掴まれ、ぐいっとベッドの方へ引き寄せられた。

バランスを崩した私の体は、ふかふかのベッドの上へと倒れ込む。
気がつけば、私は先輩の胸の中にすっぽりと収まり、上から長い腕でがっちりと抱きしめられていた。

「え、ちょっと……せせせせ、先輩!?」

「……陽菜、うるさい。頭に響くだろ」

「し、静かにしてじゃなくて! 離してください! 寝ぼけないでー!」

耳元で囁かれる先輩の低くてハスキーな寝起き声に、顔が爆発しそうに熱くなる。

身をよじって逃げようとするけれど、さすがは男の子。
細身に見えて、抱きしめる腕は驚くほど固くて、びくともしない。

それどころか、先輩は私の首筋に顔をうずめ、すー、と深く息を吸い込んだ。