☆SSSクラスのわがまま王子様☆超エリート男子たちの専属お世話係になりました☆


そして、嵐の朝がやってくる。

「陽菜、朔を起こしてきて~今日、生徒総会のリハーサルなのに、あいつ全然起きてこない。俺じゃ無理」

朝、ロイヤル棟のキッチンで私が朝食を準備していると、制服を完璧に着こなした蓮先輩が青い顔をして飛び込んできた。
時計を見ると、もう寮を出る30分前だ。

「えっ、また私がですか!?」

「僕らが行っても、部屋の鍵を閉めて枕とか投げてくるんだもん。陽菜、お世話係でしょ? 早く!」

藍里先輩に背中を押され、私は仕方なく、2階にある朔先輩の個室の前に立った。

コンコン、とドアを叩く。

「朔先輩? 朝ですよ、起きてくださーい!」

中からは何の返事もない。
恐る恐るノブを回すと、意外にも鍵はかかっていなかった。

失礼します、と足を踏み入れた部屋は、案の定、脱ぎ散らかされた制服や書類でカオスな状態。
そしてキングサイズの大きなベッドの真ん中で、掛け布団をすっぽり被った塊がピクリとも動かずに転がっている。

これは、そろそろみんなの個室も、片付けに踏み込む頃だろうか。

「先輩、遅刻しますよ! 蓮先輩たちも待ってます!」

ベッドに近づき、思い切って掛け布団をぐっと引き下げた。