☆SSSクラスのわがまま王子様☆超エリート男子たちの専属お世話係になりました☆

「森下陽菜さん。今学期の君の特待生評価だが――」

聖ステラ学園の理事長室。
特待生剥奪の危機を宣告された時と同じふかふかの革張りソファに座りながら、私は緊張で膝の上のスカートをぎゅっと握りしめていた。

あの熱狂に包まれた聖ステラ祭も無事に終わり、季節は二学期の期末。
目の前に座る理事長さんは、私の評価シートを見つめたまま、もったいぶるように沈黙を保っている。

(うぅ……最近はロイヤル棟のお世話係もすっかり板についてきたし、テストも頑張ったけど……。もしここで評価が下がって特待生を外されたら、大学生のお兄ちゃんの学費や家族の生活に迷惑かけちゃう!)

心臓が口から飛び出そうになっていた、その時。
理事長さんの厳格な顔つきが、ふっと崩れて、とても穏やかな笑顔に変わった。

「――見事だ。文句なしの『満点』だよ。君の特待生資格は、来期も最高ランクで継続されることが決定した」

「ま、満点……っ!? ほんとですか!?」

「あぁ。成績が学年トップを維持していることはもちろん、あの聖ステラ祭での『特別賞』を受賞したクラスの団結力。そして何より……あの誰も手がつけられなかった『ロイヤル棟』の三人が、見違えるように落ち着いて学園生活を謳歌している。君の多大な貢献は、この学園にとってかけがえのないものだ。本当によくやってくれたね」

「理事長さん……っ!」

嬉しさで胸がいっぱいになる。
自分の殻に閉じこもり、ただ息を潜めていたひたすら勉強だけしていた私とは違う。
今は、胸を張ってこの学園の生徒だと言えるし、お世話係としての誇りもある。

「ありがとうございます! 私、これからも全力で頑張ります!」